場所 日本海ガス株式会社 本社・岩瀬工場
内容 本社:ガスコージェネレーションスステムの説明と見学
岩瀬工場:天然ガス精製の仕組みと省エネの説明と見学
本社では、マイクロコージェネの普及に力を入れていました。ガスコージェネレーションスステムの導入前と導入後を比較すると、ピークカット効果により電力使用量が削減されました。デマンドコントロールシステムにより電力使用量が見える化を推進していました。また停電時には、内蔵バッテリーが起動し、あらかじめ選定した重要負荷に電気を供給できるようになっています。都市ガス停止時には、LPGボンベからプロパンガスを希釈し、ガスを供給できるシステムとなっていました。
岩瀬工場は、創業60週年を迎える日本一の天然ガスサテライト基地です。エネルギー源を天然ガスにすることにより、LPGを使用していたころと比較して、電力使用量が820万kW/hから140万kW/hに減らすことが出来ました。天然ガスは、災害時を想定し四日市や泉北など3箇所からLNGの供給を受けているそうです。岩瀬工場には、常時2,000トンの天然ガスが備蓄されており、LNGの供給がストップしても1週間持ちこたえられる量です。
岩瀬工場における省エネの取組みについては、@ISO14001の取得・A液化天然ガスの気化に空気式気化器を採用・B温水ボイラーの燃料削減・➃工場社屋建替え時に太陽光パネルを設置し売電、などがあげられます。
日本海ガス株式会社の事業は、私たちのライフラインに直結したものであり、仕事に誇りと責任を持って取組む社員の姿勢が印象的でした。
【本社コージェネレーションシステム】
【岩瀬工場】
(液化天然ガス空気式気化器)