日時 平成25年12月13日(金) 10:00〜11:30
場所 西部環境エネルギーセンター
内容 『再生可能エネルギーを取り巻く現状と木質バイオマスビジネスの展開』
講師 叶Xのエネルギー研究所 取締役営業部長 菅野 明芳 氏
今回は、B・Dグループの幹事会とバイオマス研究会の合同で、再生可能エネルギー全般の現状とビジネスの視点からの木質バイオマスをテーマに講演をしていただきました。
前半では、再生可能エネルギー固定価格買取制度が開始した後の動向について、非住宅の太陽光発電が一気に増えたことや、それと比較するとバイオマス発電はまだ伸びが小さいこと、農業と太陽光発電を組み合わせることによって面積あたりの収益を増加させる事例の紹介などがありました。
今回のメインとなる木質バイオマスの説明では、初期投資は高いが重油・灯油よりも燃料コストが安いため、熱利用なら短期間で費用を回収できる点や、カーボンニュートラルでCO2が削減できる点、またバイオマス事業は手間がかかるため雇用が生まれる、燃料を輸入していたお金が地域の間伐材購入等に還元されるという地元への効果など、広く多くのメリットがあるとのことでした。
事業としても、石油などと比べて燃料の経費削減になること、「エコ」というイメージをPRして付加価値をつけられること、石油価格の高騰や災害時の影響を軽減でき、燃料供給の安定化になるなど、非常に大きな可能性があるということが分かりました。
事業者向けに非常に興味のある内容でお話しいただき、活発に質疑も交わされ、大変有意義な講演となりました。会員企業の皆様には、ぜひ木質バイオマスを利用した事業を検討するきっかけとしていただければと思います。
2014年03月28日
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