2018年10月24日

第94回全体会を開催しました

日 時  平成30年10月11日(木) 8:00〜20:00
内 容  トヨタ会館、堤工場の見学


@トヨタ会館
  「環境と感動」、「安全と自由」など、6つのテーマについての展示の見学を行いました。
 電気や水素で走る車がなぜ環境にやさしいのか、エンジン熱効率向上に関する展示が行われていました。 
 また、PHVやFCVの各部位がどのような働きをしているのか車内部の様子がわかる原寸大の模型や、試
 乗車がありました。超小型モビリティの実車展示もありました。

➁トヨタ工場見学(見学時間に70分)
  「環境モデル工場」である堤工場の見学。組み立て工場、溶接工場の見学を行いました。
 堤工場の敷地内には多くの樹木が植えてありました。敷地内は公園のような様相で、何十年後かには、森の
 ようになる見込みであるとのことでした。また、工場に使われている塗料は光触媒塗料であり、周囲の空気
 を浄化する作用があります。さらに、工場屋上に太陽光パネルが1万2千枚設置されており、発電量は
 2,000kwにも上ります。これは堤工場の一日の電気使用量の半分を賄うものであるとのことでありました。

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2018年08月02日

第93回全体会を開催しました

日時:平成30年7月20日(金)14:00〜15:30
場所:石川県地場産業振興センター 本館2階第2研修室
内容:講演「宇宙からの温室効果ガス観測:いぶき、いぶき2号と世界の動き」
   講師 国立研究開発法人 国立環境研究所 地球環境研究センター
      衛星観測センター 観測センター長 松永 恒雄 氏

 今回は、国立環境研究所から衛星観測センター長の松永恒雄様をお招きし、「宇宙から見た温室効果ガス観測:いぶき、いぶき2号と世界の動き」と題して、講演会を行いました。
 将来の気候を予測するためには、二酸化炭素等の排出源、吸収源の挙動の予測が必要です。そういった予測の助けになるものが衛星による観測です。
 今回の講演を聞き、植物等の、吸収源の動きも二酸化炭素削減活動に大きく寄与していることなど、より大きなスケールで地球温暖化について考えることができました。
 また、温室効果ガスの全球的な濃度を正確に捉えるために、衛星による観測が重要な役割を果たしていることがわかり、それにより観測した濃度分布は、今後の温室効果ガス削減活動を検討していく上で、必要不可欠なものであると認識しました。
 さらに、二酸化炭素のみならずメタンガスも増加し続けており、メタンガス対策をするか、さらなる二酸化炭素対策を行うのか、そのいずれも行うのか、温暖化に歯止めをかけるために最も効果的な方法を選択していく必要があります。
 地球温暖化を考える上で、普段から我々取り組んでいる日々の小さな温室効果ガス削減活動もさることながら、世界的な動きがどうなっているのかといった、より大きな視点で様々な角度から問題を捉えることも大切です。
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【宮井代表の挨拶】

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【講演の様子】
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2018年05月01日

第92回全体会を開催しました。

日時:平成30年4月24日(火)14:00〜16:15
場所:石川県地場産業振興センター 3階 第3研修室
内容:@議事
   A説明事項
   B講演「次世代自動車に関する将来展望」
    講師 早稲田大学 研究員 次世代自動車研究機構
       特任研究教授 大聖 泰弘 氏
       (名誉教授)
 
 今年度最初の全体会を開催しました。議事では、平成29年度事業報告と平成30年度活動計画案及び予算案が承認されました。金沢市から、「私たちの周りにある地中熱利用」について担当から説明がありました。「GREEN K」第7号の発刊と金沢氏地球温暖化対策資金融資制度等についても、お知らせがありました。
その後、早稲田大学 研究員 次世代自動車研究機構 特任研究教授(名誉教授) 大聖 泰弘 氏より「次世代自動車に関する将来展望」と題する講演が行われました。
 講演の中で、電気自動車や燃料電池自動車など、次世代自動車の今後の展望や、充電設備等インフラ設備の不足、バッテリーの充電時間の長さ等の、普及していく上での課題を学び、次世代自動車への転換は、業種の垣根を越えて協力していくことが必要不可欠であると感じました。
 また、自動車メーカー各社も、インフラ整備等の面で無駄をなくすために、足並みをそろえていくことが肝要であるとともに、2030年に次世代自動車普及率50〜70%を達成するためには減税等の、行政側の施策も重要な役割を担うことを認識しました。
 さらに、設備や自動車等のハード面だけでなく、カーシェアリング等の自動車の利用方法の改善も、温室効果ガス削減の取り組みとして重要です。
 我々ネットワーク会員も「地球温暖化防止実行計画」等を策定し、CO2削減に向けた取り組みをより一層すすめていかなければならないと決意を新たにしました。
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【会場の様子】

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【講演会の様子】
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2015年08月17日

第78回全体会を開催しました

日時 平成27年7月28日(金)14:00~16:10
場所 石川県地場産業振興センター 第4研修室
内容 @CO2削減に対する事例紹介〜会員企業の取り組み〜

  ★株式会社アイ・オー・データ 【作業環境の改善によるCO2削減事例】
   発表者:宮本 昭宏(CS部品質保証課チーフリーダー)
        新谷 和也(管理部総務課)
  ・ビルの吸収式令温水器6台の一括更新による灯油使用量の削減
  ・事務所フロアの照明器具(600本)のLED化による電力使用量の削減
  ・空調設備と警備システムを連動させ、無人状態での空調設備の稼働を
   防止

  ★酒井工業株式会社  【社員の意識改革によるCO2削減事例】
   発表者:西川 愛美(企画総務部)  
  ・不必要な照明の消灯、OA機器の省エネ設定
  ・空調管理者が毎日使用時間と灯油の残量をチェックし灯油使用量を削減
  ・年度末には、社員に省エネ意識調査を実施し必要に応じて社内研修を
   実施している

  ★みづほ工業株式会社  【3S活動によるCO2削減事例】
   発表者:梅谷 基樹(代表取締役社長)
  ・整理収納アドバイザー家村かおり先生のもと社員一丸となって3S活動
   に取り組む
  ・3Sとは、整理・収納・清掃であり、正しい収納の意味を理解することで
   社員のモチベーションアップに繋がっている。
  ・3S活動が効率的で快適な職場環境をもたらし、あらゆる場面での時間
   短縮が節電等CO2削減に結びついている。3S活動に終わりはない。

   ➁環境問題の現状と対応策〜低炭素社会と環境経営の取組み〜
        環境コンサルタント  中里 茂 氏
  ・地球温暖化による急激な気候変動は、人間活動の結果である。
  ・CO2削減には、省エネと創エネに加えて森林整備・育成が必要である。
  ・企業には、しっかりとした目標設定に基づく環境マネジメントが責務と
   なっている。
  ・環境マネジメントを行ううえでの目標設定のポイントは、企業のために
   なること・顧客のためになること・社員のためになることである。
 

   B北陸電力のビジネスサポート
        北陸電力株式会社石川支店営業部営業担当
        主査プランナー    上田 繁 氏
  ・省エネコンサルの手法は、PDCAサイクルのうち現状把握とアイデアの
   提示に主眼を置く。
       運用の改善 → 設備の改善 → 生産工程の革新
  ・今夏の電力需給バランスは、何とか乗り切れる状態だが、企業の皆様に
   は更なる節電を望みたい。

       【(株)アイ・オー・データ機器 宮本様、新谷様】
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          【酒井工業(株) 西川様】
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       【みづほ工業(株) 代表取締役社長 梅谷様】   
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第77回全体会を開催しました

日時 平成27年4月20日(月)14:00〜16:00
場所 金沢商工会議所 大会議室
内容 @議事
   ➁報告事項
   B講演「水素社会の実現に向けた取り組み」
    講師 国立研究開発法人・産業技術総合開発機構(NEDO)
       主任研究員 大平 英二 氏
   

 今年度最初の全体会を開催しました。議事では、平成26年度事業報告と平成27年度活動計画案及び予算案が承認されました。報告事項では、昨年度末発刊しました活動情報誌「GREEN K」第4号の紹介とバイオマス研究会メンバーの再募集をしました。また、金沢市環境政策課針野自然保護係長より「金沢市の生物多様性施策」について説明がありました。
 その後、国立研究開発法人・産業技術総合開発機構(NEDO)の大平英二様より「水素社会の実現に向けた取り組み」と題して講演がありました。水素は、最も豊富にある元素であり、使用時に大気汚染物質や温室効果ガス排出がゼロのクリーンなエネルギーで多様な用途に使用できる可能性をもったエネルギーであることや日本の水素研究が国際的にも優れていることの説明がありました。
 水素をエネルギーとして蓄えておくための燃料電池の開発は、燃料電池自動車などで実用化されつつあるものの、一般に普及するためにはもうしばらく時間が必要であることを知り、水素発電技術が構築されれば新たな社会システムの構築につながり、水素は明るい未来への鍵を握っているものであることが理解できました。

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2015年03月25日

第76回全体会を開催しました

日時  平成27年3月20日(金) 14:00〜16:00
場所  石川県地場産業振興センター 本館第3研修室
内容  講演「環境対応が生み出す新しい価値」
     講師 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
         コンサルティング・国際事業本部
         コンサルタント 松田 理恵 氏
         株式会社ウェイストボックス
         代表取締役社長 鈴木 修一郎 氏
 
 今年度最後(5回目)となる全体会が開催されました。
 【講演内容】
 第一部では、松田講師に制度の概要についてお話しいただきました。「J−クレジット制度」は、「国内クレジット制度」と「J−VER制度」を一本化した制度で、昨年度スタートしました。プロジェクト実施者(省エネ設備改修等の実施者)にとっては、クレジットの売却益や企業としてのPR効果等がメリットであり、クレジット活用者にとっては、自らの二酸化炭素排出量の削減や、商品のカーボンオフセット、CSR活動等にメリットがあります。プロジェクトとして認定されるための方法論は現在60種類程度ありますが、木質バイオマスボイラーの導入や、高効率ボイラー・ヒートポンプの導入、照明設備のLED化等、省エネ効果が計りやすい方法論が多く活用されているそうです。
 第二部では、鈴木講師から具体的な事例の紹介がありました。重油炊きボイラーから電気ヒートポンプに更新した温泉施設の例やビニールハウスで木質ペレットボイラーを使ってトマトやイチゴを栽培している観光農園などの事例がありました。消費者に実施したあるアンケート調査によると「環境貢献型商品を買いたい」と考えている消費者は約7割にのぼるそうです。この結果から、環境に配慮した商品づくりのPRが重要になってきていると言うこともでき、今後「カーボンオフセット」に取り組む企業が増えていくことが予想されます。
 現段階では、まだまだ認知度の低い「J−クレジット制度」ですが、省エネルギーの取組が経費削減以外の新しい効果をもたらす可能性を秘めているということを学びました。
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2015年02月27日

第74回全体会を開催しました

日時 平成26年9月27日(土) 13:00〜15:00
場所 東部自動車学校(金沢市横枕町)
内容 エコドライブ教室

 毎年実施している「エコドライブ教室」ですが、今年は座学による講習だけでなく、自動車学校での実車講習を合わせて実施しました。講師は、エコドライブマイスターの吉田教官(東部自動車学校)です。
 まずは、「指導前コース走行」です。教官から教習コースについて説明を受けてから、車に乗りこんで日頃の運転をチェックします。
 次は、教室に入って「エコドライブ講義」です。ここで、「ふんわりアクセル、アイドリングストップ、早めのアクセルオフ」等のエコドライブの基本を確認します。エコドライブの経済的効果などについても学習します。
 そして最後に「エコドライブ走行」です。教室で学んだ技を早速実践で試します。

 この結果、参加者のみなさんの平均燃費は、
(指導前)10.09km/l だったものが、(指導後)14.33km/l となりました!
改善率は、なんと42%exclamation×2中には、倍以上燃費を伸ばした方もいらっしゃいました。
 業務上、自動車を運転する機会は多くあると思いますが、一人一人がエコドライブを意識することで、二酸化炭素排出量だけでなく経費も削減することができます。
 エコドライブが会員企業のみなさんに広がっていくことを期待します。

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第73回全体会を開催しました

日時 平成26年6月25日(水)14:00〜16:00
場所 金沢市ものづくり会館(金沢市粟崎町)
内容 講演「事例で学ぶ省エネの手法〜無料診断サービス活用のすすめ〜」
    講師 一般財団法人省エネルギーセンター
       エネルギー使用合理化専門員 浜田 豊富 氏

講演会の前に、平成26年度の石川県温暖化・里山対策室の事業について
石川県温暖化・里山対策室 専門員 河原 圭吾 氏にご説明いただきました。
   ・いしかわ事業者版環境ISO
   ・第4回いしかわエコデザイン賞2014
   ・次世代自動車充電インフラ整備促進事業
   ・いしかわ版CO2削減活動支援事業
  

【講演会内容】
 エネルギー消費量の推移を見ると、産業部門では減少傾向ですが、業務・家庭部門では伸びが著しくなっていることから、この部門で省エネの取組を進めることが求められています。省エネルギーに取り組むことのメリットとして、地球温暖化対策やエネルギーの有効利用のほかに、コスト削減効果があります。年間1億円の売上げがある企業で考えると、売り上げの3%の光熱費を支出しているとして、年間300万円となりますが、もし10%の省エネを達成することができれば、30万円の経費削減となります。この時、営業利益率を仮に2%とした場合、30万円÷2%=1,500万円の売上増と同等の効果を得ることができるそうです。このことから、コストを削減するということは、売上げが伸びることと同じことと考えて、省エネルギーに積極的に取り組んでほしいと話されました。そして、具体的な設備の省エネの進め方や省エネの技術について教えていただきました。

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2015年02月25日

第72回全体会を開催しました

 日時 平成26年4月22日(火) 14:00〜15:45
 場所 石川県地場産業振興センター 本館第3研修室
 内容 @議事
     A報告事項
     B講演「地域発 低炭素社会の出発 〜再エネ見聞録〜」
      講師 環境省 中部地方環境事務所 
          環境対策課 遊佐 秀憲 氏

 今年度最初の全体会を開催しました。議事では、平成25年度事業報告と平成26年度活動計画及び予算案が承認されました 報告事項では、昨年度末に発刊しました活動情報誌「GREEN K」第3号の紹介をしました。また、平成26年度の金沢市環境局の事業についての説明がありました。
 その後の講演では、環境省中部地方環境事務所の遊佐様に地域の特色を活かした再生可能エネルギー関連の事業について事例を交えてお話しいただきました「竹バイオマス」を用いた地域活性化の事例では、地域にある資源を活用し「自立循環型経済社会」構造を構築するためのスキームや、具体的な資金調達などにも言及されました。また、三重県での「バイオマス発電プロジェクト」の事例についてはその課題や効果、地域への貢献性等も含めてご説明いただきました。
 金沢市は森林資源が豊富だと言われています。森林資源をエネルギーとして活用するには、設備を整備するだけではなく、森林保全、林業、地域産業等を一体と考えて取り組む姿勢が必要であるということを改めて確認しました。

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2014年03月28日

第71回全体会を開催しました。

日時 平成26年3月12日(水) 13:30〜15:15
場所 金沢市保健所 駅西健康ホール
内容 @講演『グリーン購入に取り組む意義と具体的取組事例』
     講師 グリーン購入ネットワーク 専務理事・事務局長 麹谷 和也 氏
    A『市民出資の太陽光発電事業について』
      説明 合同会社 市民発電所 代表社員 永原 伸一郎 氏

 講演では、身近なテーマでもある「グリーン購入」についてお話しをいただき、エコな商品を選ぶこと、グリーン商品を調達すること、そしてそれをうまくPRして事業収益につなげるというグリーン購入のサプライチェーンを築くことが大切であり、そのためには地域や企業間でも連携することもポイントであることが分かりました。また、以前は単に環境によいことだからという行動だったが、企業や行政への評価へつながるなど、その役割も変化しています。さらに「グリーン購入」という考えは世界にも広まっており、グローバルな連携や地球環境負荷の低減につながるという意識を持つことなど、「グリーン購入」の持つ意義は非常に幅広く、質の高いものになってきています。いま一度、グリーン購入の取組について、考えてみる必要がありそうです。

 後半では、この3月から本格稼動する、保育園の屋根を利用した「市民出資の太陽光発電事業」について説明いただきました。市民の手でクリーンな地球環境を築き、子どもたちへの環境教育にもなる事業です。北陸は太陽光発電には不利と言われていますが、東京と同程度の発電が見込めるようです。これから子どもたちと一緒にクリーンなエネルギーを見守っていきましょう。
 
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「A・C・Eグループ合同幹事会」を開催しました。

日時 平成26年2月6日(木) 14:00〜15:30
場所 品川ハイネン「ハイネンスマートプラザ」(野々市市郷町112街区9)
内容 スマートハウス見学会
     説明 品川ハイネン梶@檞 秀和(くぬぎ ひでかず)氏

 今回は、10月に野々市市にオープンした品川ハイネン鰍フスマートハウスのショールームで、最新のエネルギーシステムや次世代エネルギー機器などの見学を行いました。
 敷地内の実証実験住宅となっているアパートには、太陽光発電システム(3kW+3.25kW)、エネファーム、蓄電池(5.53kWh)のシステムが備えられており、そのデータをショールームの端末で見ることができます。HEMSだけでなく、BEMSも設置して詳細なデータを収集しており、効率的なエネルギーのベストミックスをめざして分析しているとのことでした。
 ショールーム内にも、様々な次世代エネルギー機器やエネルギーシステムが体験できるようになっており、家電製品全体の電力使用量の自動調整やスマートフォンなどからの遠隔操作、停電時には重要な電化製品を優先とする蓄電池の設定など、最先端の情報を得ることができました。
 また、災害時の備えとしても、蓄電池の利用やGHPからの発電による電源、災害用LPガスバルクなどの紹介がありました。
 まだ実証実験の段階で、異なるメーカーのシステムをネットワーク化したり最適に調整することが難しいようですが、将来的には光熱水費ネットゼロのエネルギー生活を提案したいとのことでした。

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「B・Dグループ合同幹事会」及び「バイオマス研究会」を開催しました。

日時 平成25年12月13日(金) 10:00〜11:30
場所 西部環境エネルギーセンター
内容 『再生可能エネルギーを取り巻く現状と木質バイオマスビジネスの展開』
      講師 叶Xのエネルギー研究所 取締役営業部長 菅野 明芳 氏

 今回は、B・Dグループの幹事会とバイオマス研究会の合同で、再生可能エネルギー全般の現状とビジネスの視点からの木質バイオマスをテーマに講演をしていただきました。
 前半では、再生可能エネルギー固定価格買取制度が開始した後の動向について、非住宅の太陽光発電が一気に増えたことや、それと比較するとバイオマス発電はまだ伸びが小さいこと、農業と太陽光発電を組み合わせることによって面積あたりの収益を増加させる事例の紹介などがありました。
 今回のメインとなる木質バイオマスの説明では、初期投資は高いが重油・灯油よりも燃料コストが安いため、熱利用なら短期間で費用を回収できる点や、カーボンニュートラルでCO2が削減できる点、またバイオマス事業は手間がかかるため雇用が生まれる、燃料を輸入していたお金が地域の間伐材購入等に還元されるという地元への効果など、広く多くのメリットがあるとのことでした。
 事業としても、石油などと比べて燃料の経費削減になること、「エコ」というイメージをPRして付加価値をつけられること、石油価格の高騰や災害時の影響を軽減でき、燃料供給の安定化になるなど、非常に大きな可能性があるということが分かりました。
 事業者向けに非常に興味のある内容でお話しいただき、活発に質疑も交わされ、大変有意義な講演となりました。会員企業の皆様には、ぜひ木質バイオマスを利用した事業を検討するきっかけとしていただければと思います。

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第70回全体会を開催しました。

日時 平成25年11月13日(水) 10:00〜11:30
場所 西部環境エネルギーセンター
内容 @『エコドライブ講座』
     講師 JAF石川支部 北本 大 氏
    A『2020年東京オリンピックに向けての次世代自動車について』
      講師 石川日産自動車販売梶@岡本 一 氏

 前半は、エコドライブ推進月間ということで、日本のCO2排出量の20%を占める運輸部門からの排出削減のためにも、エコドライブに取り組むポイントについて講義いただきました。
 単純に省エネ運転することがエコドライブではなく、@安全の確保、A交通の円滑、B燃費の向上という3つの要素のバランスをよくすることがエコドライブであるということでした。
 それを踏まえて、まずシートや背もたれ、ヘッドレストの位置を正しくし、「ふんわりアクセル」や赤信号などで前方に止まる位置がわかれば巡航運転で「フューエルカット」することにより、ムダな燃料消費をなくします。そして日頃の心構えとして、タイヤの空気圧チェックやエコタイヤの使用、不要な荷物は降ろしておくなど、普段の心がけの積み重ねが燃費の改善につながります。
 エコドライブは、地球にも財布にもやさしく、安全運転にもなるなどのメリットばかりであり、できる範囲からでも今日から取り組んでほしいとのことでした。

 後半では、電気自動車やプラグインハイブリッド車の特性について、説明いただきました。
 日産リーフで航続距離が約200kmであり、充電での走行距離はガソリン車と比べて短く、車両価格も少し高いというマイナス面はありますが、充電にかかる電気代はガソリン代と比べて安く(ガソリン代と比較すると、100km/ℓ程度)、十分に元は取れ、経費削減になるとのことでした。不安に思われがちな故障や加速についても、ガソリン車と比べてエンジンの部品数が少ないので故障は少なく、馬力も十分あるそうです。
 また、バッテリーは家庭約2日分の蓄電池になり、非常用電源としての利用ができ、さらに自動車税も安いというメリットもあるとのことでした。
 まだまだ一般に理解されていなかったり技術的な面での課題はありますが、温暖化防止のためにもこれからの普及が重要です。

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第69回全体会(見学会)を開催しました。

日時 平成25年10月22日(火) 12:00〜17:00
場所 庄発電所 (富山県砺波市庄川町)
    北陸コカ・コーラプロダクツ鞄v波工場 (富山県砺波市東保)
内容 小水力発電所見学、工場見学

 富山県の庄発電所は、庄川水系の豊富な水を利用した農業用水に設置された小水力発電で、平成24年9月に運転を開始した県内で最も新しい水力発電所です。最大190kWの発電力で、一般家庭約300軒分の発電量に相当するとのことです。
 自動制御となっており、データはネットで確認できるそうです。また、枯葉やごみが詰まることが問題ですが、これは除去装置と定期的な見回りで除去しているとのことです。
 庄川の豊富な水資源を、再生可能エネルギーとして有効に活用した施設でした。

 北陸コカ・コーラプロダクツ鞄v波工場は、同じく庄川の豊富な水を利用した立地となっており、石川・富山・福井・長野が砺波工場の販売エリアとなっています。生産能力は、缶:1500本/分、ペットボトル(500ml):600本/分×3ライン、びん:600本/分とのことです。国際規格のマネジメントシステムは、環境・品質・食品安全・労働安全の認証を受けています。
 環境への取り組みとしては、ペットボトル等の容器の軽量化やプリフォームでの輸送による効率化、ペットボトルは作業ユニフォーム、コーヒー・お茶は肥料・カイロ・コンクリ増粘剤へリサイクルを行っています。さらに、石川の配送工場のランプをハライドに更新することによる電気使用量の52%削減や、屋根の遮熱塗装なども行っています。また、砺波工場の広い屋根を貸し、1.5MWの太陽光パネルを設置していました。その他、「水は資源」という考えのもと、水の使用量を減らすことにも取り組んでいるなど、幅広く環境へ配慮した取り組みを行っていました。

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「C・Dグループ合同幹事会」を開催しました。

日時 平成25年8月29日(木) 10:00〜11:30
場所 西部環境エネルギーセンター
内容 @『土壌汚染対策法の概要と措置等について』
     講師 金沢市環境指導課 主査 宮村 浩一 氏
    A『小型家電製品リサイクルのゆくえと現状の課題』
     講師 金沢市リサイクル推進課 主査 山下 成明 氏

 前半は、特に建設工事や開発をする立場から、土壌汚染対策についてお話しいただきました。これまではあまり注目されて来なかったこともあり、土壌汚染が判明する事例が最近急激に増えているとのことでした。
 土壌汚染には主に、有害物質が地下水などに溶け出し、その水を口にするリスクと、土壌の有害物質を直接口や肌から摂取するリスクがあり、最近は地下水の汚染の報告が増えているとのことです。これを防ぐ為に対策を取る必要があります。
 具体的に調査が必要となるのは、指定25有害物質を使用する特定施設(病院等)が使用しなくなったときや、土壌汚染の可能性がある3,000u以上の土地の工事などで、汚染の基準値を超えた場合は要措置区域に指定され、指定を解除するためには汚染除去や封じ込めなどの措置を講ずる必要があります。開発や建設工事等に不可欠な知識であり、土壌汚染を適正に管理するための対策を確認することができました。

 後半では、リサイクル業者だけでなく、排出する側の事業者や市民としても関連する小型家電リサイクルについて、お話しいただきました。4月に施行されたばかりの法律で電池や電気で動く小型家電を、認定事業者や再資源化を適正に実施できる事業者がリサイクルすることになります。石川県では、ミナミ金属鰍ニハリタ金属鰍ェ認定事業者となっています。
 まだまだ認定事業者も少なく、動き出したばかりで課題もありますが、限りある資源を有効に使うため、廃棄物の再資源化処理は重要なサイクルです。制度が始まったばかりであり、また身近で関心のある問題でもあるため、活発な質疑もありました。

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2013年08月20日

「A・B・Eグループ合同幹事会」を開催しました。

日時 平成25年8月5日(月) 10:00〜11:45
場所 西部環境エネルギーセンター
内容 工場・事業所の省エネ・節電について
    
 一般財団法人省エネルギーセンターからの講師派遣プログラムによる工場や事業所における省エネ・節電について、中田専門員から講義をいただきました。
 いろいろな業種ごとの省エネ・節電の事例を中心とした説明があり、空調や照明については設備投資をしなくても運用で改善が可能であること、圧縮空気・蒸気・加熱炉の設備には改善できる部分が多いことなどが紹介され、またPDCAサイクルを繰り返し、適宜改善し継続することが重要であり、異業種の省エネ対策と比較することも効果的とのことでした。
 後半は、省エネルギーセンター北陸支部の辻氏から、節電に関する補助制度や同センターの省エネサービスについてお話しをいただき、今年度の中小企業向けの有用な補助制度の紹介や、固定費を下げて生産性を向上させ、利益率を上げるという視点で省エネ・節電に取り組み、この省エネサービスの利用を検討してみてほしいなど、熱くご説明いただきました。
 今年も暑い夏となっています。今回のご講義の内容を、ぜひ省エネ・節電に生かしていただきたいと思います。
 
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2013年08月05日

バイオマス研究会を開催しました。

日時 平成25年7月26日(金) 14:00〜15:00
場所 西部環境エネルギーセンター
内容 1.北陸管内のバイオマス事業の事例紹介
      @富山グリーンフードリサイクル株式会社
      A佐渡緑のリサイクル協同組合
    2.平成25年度地域バイオマス産業化推進事業について
    講師  北陸農政局 事業戦略課
         屋敷 修 氏

 今年度最初のバイオマス研究会は、北陸農政局から講師をお招きし、事例紹介では、富山市エコタウン施設整備事業の一環として食品廃棄物をバイオマスの主体としたバイオガスの供給などを行う「富山グリーンフードリサイクル株式会社」と、木質バイオマスを資源として燃料用チップやペレットを供給する「佐渡緑のリサイクル協同組合」についてご説明いただきました。前者は平成16年度にバイオマス利活用優良表彰を、後者は平成19年度にバイオマス・ニッポン優良表彰をそれぞれ受けています。
 後半には、地域バイオマス産業化推進事業について説明をいただき、従来のバイオマスタウン構想は市町村を単位としていたが、今年度からのバイオマス産業都市構想はもっと広い単位でも、逆に一企業でも構想をつくることは可能であるが、現実には自治体も入らないと構想は難しいのではないかとのことでした。
 バイオマス利活用の事業化について、ヒントと課題が見え、大変参考になったのではないかと思います。

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2013年07月02日

第68回全体会を開催しました。

日時 平成25年6月28日(金) 14:00〜15:50
場所 西部環境エネルギーセンター
内容 @夏に向けての省エネについて 〜会員企業の取り組み紹介〜
    A無料省エネ診断の制度について
    B金沢市再生可能エネルギー導入プランについて

 今回は、夏に向けての省エネをテーマに、3組4社に取り組みを紹介いただきました。

○大正製薬樺日本支店金沢事業所
 蛍光灯の間引き、冷房の温度管理(28℃)の徹底、デマンドコントローラーによる電力使用の分析等。

○日海不二サッシ
 蛍光灯の回路の見直しによる不要箇所の消灯、最大電力値が高くなるとデマンド装置により一部を強制切断、空冷の排水を利用した自作の屋上散水等。

○轄蒼y開発センター及び菱機工業
 日頃の節電・省エネ以外にも、補助金を利用した大規模な設備投資(屋上の6割を断熱工事、南面を中心に35%のガラスをペアガラス化、空調設備更新)等。

 どの取り組みも、電力使用量および最大電力を下げることにより、電気料金を大きく削減できています。さらに最近の報告を見ると、CO2も約10〜27%の削減を達成しています。
 また後半では、(財)石川県産業創出支援機構の無料省エネ診断と、3月に策定された金沢市再生可能エネルギー導入プランについて、それぞれ説明と資料の配布がありました。

 電力の需要が増える季節となりました。今回の会員企業の取り組みをヒントに、もう一度節電・省エネについて検討してみてください。
 また、今年もライトダウンキャンペーンに23社のご参加をいただいております。引き続き7月7日のクールアース・デー及び8月31日の期間終了までご協力をお願いいたします。
 
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2013年05月15日

第67回全体会を開催しました。

日時 平成25年4月25日(木) 14:00〜16:00
場所 石川県地場産業振興センター 本館 第2研修室
内容 @議事
    A報告事項
    B講演『再生可能エネルギー固定価格買取制度の動向について』
      講師 中部経済産業局 エネルギー対策課
           村井 雅彦 氏

 今年度最初の全体会が開催されました。議事では、平成24年度事業報告と平成25年度活動計画及び予算案が承認されました。
 報告事項では、昨年度末に発刊しました活動情報誌「GREEN K」第2号の紹介をしました。また、石川県地球温暖化対策室の杉林氏から電気自動車の充電設備設置に係る補助事業など、新規事業等についての説明がありました。
 その後の講演では、導入が進んでいる再生可能エネルギー固定価格買取制度の現状や実績、今後の見通しについて解説していただき、最後に実際の申請・変更などの手続きや補助金及び融資制度についてもご説明いただきました。
 今回の講演を機会に再生可能エネルギーの導入について、ぜひ検討していただきたいと思います。

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2013年03月08日

「第66回全体会」を開催しました。

日時 平成25年2月26日(火) 14時〜16時
場所 金沢市保健所 3階 駅西健康ホール
内容 @講演:「環境経営の推進とCSR 〜企業の社会的貢献について〜」
    講師:株式会社リバイブ 代表取締役社長 平沼 辰雄 氏
   A金沢市の木質バイオマスについて
   B省エネ診断事業について

 今年度最後の全体会は、愛知県弥富市で産業廃棄物処理業や解体業を行っています潟潟oイブの平沼社長にお話しをしていただきました。「人間は自然に生かされる一種であり、全生命と共存していかなければならないが、逆に地球の生命を脅かす存在となっており、自分たちは地域社会との共生から地球規模の環境問題につなげる活動をしていきたい。」との言葉で講演が始まりました。将来的には、自然エネルギーと廃棄物発電を利用した地域コミュニティをつくり、食の安全、エネルギーの地産地消など循環型社会を形成したいという構想も語ってくれました。平沼社長は、社員とのコミュニケーションを大切にしており、社員一丸となって「善・循環型社会」の実現を目指しています。
 講演の後に、金沢市の木質バイオマスに関する事業について、金沢市森林再生課から説明を受けました。木質ペレットに関するストーブやボイラーの普及状況など説明がありましたが、まだまだ認知不足であり、今後普及が進むことが望まれます。
 最後に、一般財団法人省エネルギーセンター北陸支部から省エネ診断事業について説明がありました。以前から、この事業を実施しているが、さらに受診企業を増やしていきたいという説明がありました。無料の診断で改善提案も出してくれるので、日頃から省エネに取り組む私たちですが、さらなる削減効果を期待して受診してみたいです。
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